ステップ5:飛行計画通報(飛行ごとの手続き)

ステップ5:飛行計画通報(飛行ごとの手続き)

 許可・承認を取ったら終わりではありません。必要な場合、飛行ごとに飛行計画を通報します。



(内部リンク:Step5 飛行計画通報:飛行ごとに必要な理由と流れ)

(内部リンク:DIPS2.0とは?)

ステップ5/5

飛行計画通報(飛行ごとの手続き)

 

 許可・承認を取って終わりではありません。必要な場合、飛行ごとに「いつ・どこで・どの機体を・どんな経路で飛ばすか」を通報します。
 飛行計画の通報と飛行日誌は、国土交通省の公式ページにまとまっています:
飛行計画の通報・飛行日誌の作成

先にこれだけ(結論3つ)

  1. 特定飛行(カテゴリーⅡ・Ⅲ)を行う場合は、原則として飛行計画の通報が必要です(公式も「重複しないよう調整」等の運用を示しています)。
    公式:運航ルール(レベル4ポータル)
  2. 通報した飛行計画を変更・削除する場合は、飛行開始日時までに変更/削除を行う必要があります(DIPS2.0の案内に明記)。
    公式:DIPS2.0(ポータル)
  3. 2022年12月5日以降の飛行計画はDIPS2.0での通報が必要です。
    公式PDF:DIPS2.0とは(資料)

0)「飛行計画通報」とは?(何をする制度?)

 飛行計画通報は、飛行の日時・経路・高度などを事前に通報し、他の無人航空機の飛行計画と重複しないようにするための制度です。
 国土交通省のレベル4ポータルでも、飛行計画の重複回避を求めています。

公式:運航ルール(飛行計画の重複回避)

よくある誤解:「許可・承認を取った=通報不要」ではありません。
「許可・承認(飛ばしてよい条件)」と「飛行計画通報(いつどこを飛ぶか)」は別物です。

1)通報が必要になるのはいつ?(超シンプル判定)

原則:特定飛行(カテゴリーⅡ・Ⅲ)なら通報は義務

 DID・夜間・目視外・30m未満など、特定飛行に当たる場合は、飛行計画を通報します。
(内部リンク:特定飛行の地図)

推奨:特定飛行でなくても「通報しておくと安全」、通報は推奨(義務ではない)

 公式ページでは、飛行計画通報と飛行日誌の作成が一体で案内されています。特定飛行以外でも、飛行の可視化・説明責任の観点で通報・記録が役立ちます。

公式:飛行計画の通報・飛行日誌の作成

2)通報前に用意する情報(ここが揃うと迷わない)

分類 具体例 実務メモ
日時 飛行開始日時/終了日時 変更・削除は飛行開始までに(公式)
場所・経路 地図で範囲(経路)を描く/離着陸地点 許可承認申請と同じ地図データを使う場面が多い
高度 地表からの高度など 高度を盛ると空域要件が変わるので注意
機体 登録済み機体を選択 登録記号・リモートIDの整合を確認
操縦者 操縦者情報を選択 許可承認と同様、操縦者情報が前提
飛行形態 特定飛行の有無/許可承認の有無 「許可承認ありの飛行」かで入力が変わる

通報の詳細操作は、国交省が公開している「DIPS操作マニュアル(飛行計画通報編)」にまとまっています。

公式PDF:DIPS 操作マニュアル(飛行計画通報)

3)DIPS2.0で通報する流れ(迷わない最短ルート)

STEP 01:DIPS2.0にログイン

 DIPS2.0(ドローン情報基盤システム)にログインし、「飛行計画通報」メニューへ進みます。

公式:DIPS2.0

STEP 02:新規に飛行計画を作成(日時・機体・操縦者・範囲)

 飛行日時、使用機体、操縦者、飛行範囲(地図)などを入力します。

公式マニュアル:飛行計画通報編

STEP 03:重複の確認 → 必要なら調整

 公式ページでは、飛行計画通報の「調整機能」追加等の更新情報が案内されています。重複時は指示に従って調整します。

公式:飛行計画通報(更新情報・マニュアル)

STEP 04:通報(登録)→ 控えを保存

 通報が完了したら、通報内容(日時・範囲・機体・操縦者)を保存しておきます。現場で説明が必要になったときに役立ちます。

STEP 05:変更・削除(必要な場合は飛行開始までに)

 公式のDIPS2.0案内では、変更・削除は通報した飛行開始日時までに行う必要があるとされています。

公式:DIPS2.0(注意事項)

実務メモ:現場で多いトラブルは「時間変更」「範囲変更」です。通報後に変わりそうなら、変更・削除の手順を先に確認しておくと安心です。

つまずき防止

よくあるつまずき(ここだけ先回り)

つまずき1:FISSで入れてしまう(※無効になる)

 国交省資料で、2022年12月5日以降の飛行計画はDIPS2.0での通報が必要で、FISSで通報した場合は無効とされています。

公式PDF:DIPS2.0とは(資料)

つまずき2:機体・操縦者が選べない(事前登録が不足)

 通報は「機体」「操縦者」を選択する構造です。登録や操縦者情報が整っていないと、ドロップダウンに出ず詰まります。

(内部リンク:Step2 機体登録/Step4 許可・承認)

つまずき3:通報後に変更が出たのに放置してしまう

 公式のDIPS2.0案内では、通報した計画の変更・削除は「飛行開始日時まで」に行う必要があるとされています。
予定が変わる現場ほど、変更・削除の手順を先に押さえてください。

公式:DIPS2.0(注意事項)

5)飛行日誌(作成・保存)もセットで考える

 国交省の公式ページでは「飛行計画の通報」と「飛行日誌の作成」がセットで案内されています。まずは通報を確実に行い、次に「点検・飛行・整備」の記録を残す運用へ進むと、現場対応が安定します。

公式:飛行計画の通報・飛行日誌の作成

公式リンク(一次情報)

次に読む(運用を固める)

 飛行計画通報まで終えたら、あとは「現場運用(立入管理・点検・安全体制)」を固める段階です。許可・承認・通報は“紙のルール”。事故を防ぐのは“現場のルール”です。