記事2|立入管理の「声かけ台本」

記事2|立入管理の「声かけ台本」――通行人・管理者・スタッフで言い方を変える

立入管理は「ロープやコーンを置けば終わり」ではありません。実務では、声かけ(説明)で9割が決まります

同じ内容でも、相手が「通行人」「施設管理者」「現場スタッフ」かで、言い方を変えるだけで揉め事が激減します。

現場の型:相手別に“目的”を変える

通行人は「安全と協力」を求めています。

管理者は「責任と許可」の話を求めています。

スタッフは「役割と合図」を求めています。

つまり、同じ立入管理でも、刺さる言葉が違います。

通行人向け(短く・丁寧に)

ポイントは「理由→時間→代替ルート」です。

  • 「すみません、今ドローンが飛びます。安全のため、この先だけ少し通れません。」

  • 「3分だけです。こちら側から回れますので、お願いします。」

  • 「終わったらすぐ解除します。ご協力ありがとうございます。」

管理者向け(先に“範囲と時間”を提示)

ポイントは「どこを、いつ、誰が管理するか」です。

  • 「この範囲を◯分だけ立入管理します。誘導担当は私です。解除も私が行います。」

  • 「立入の案内札とコーンを置き、通行動線は確保します。」

現場スタッフ向け(合図と役割を固定)

ポイントは「誰が止めるか」「誰が飛ばすか」「誰が解除するか」を決めることです。

  • 「コーン担当はAさん。声かけ担当はBさん。私は操縦に集中します。」

  • 「人が入ったら“手を上げて停止合図”。私は即ホバリング→安全地点へ戻します。」

よくある失敗

「誰が声かけするか」が決まっていない現場です。操縦者が声かけを兼ねると、操縦が荒れます。

操縦者は操縦、声かけは別担当が基本です。

次に読む(内部リンク)

  • (内部リンク)安全体制:補助者の役割分担を1枚にする

  • (内部リンク)トラブル時の判断:人が入った時の即時手順

  • (内部リンク)点検・整備:飛行前点検を短く回す

関連書籍

  1. 入口1:立入管理(第三者を入れない・近づけない)