GPS機能が可能にしたドローンの劇的な進歩と、ドローンで撮影する際の利便性

今回の記事はドローンの実用編!

GPS機能によって多くのことが自動でできるようになって、初心者も操縦が簡単になり、撮影もお手の物!

 現在、販売されている多くのドローンは、初めからドローン自体にGPS機能が備えられています。

 そのようなGPS機能が搭載されているドローンは、GPS情報を得て、それらを分析しています。

 そして、それらのデータを用いて、ドローンの頭脳部分である「フライトコントローラー」で安全に機体をコントロールして、ドローン操縦士の操縦を自動でサポートしているのです。

 空中でドローンを静止させたいとき、GPS機能が備えられていないドローンを飛ばす場合には、ある程度の熟練された操縦技術が必要とされています。

 しかし、GPS機能が備えられているドローンを飛ばす場合には、初心者であろうとも比較的簡単に操縦することができます。

 しかも、ドローンを操縦するのは、屋内で行うよりも屋外で行うことが多く、たいてい風があるのが普通です。ある程度の風があるときにも、GPS機能が備えられているドローンを操縦している場合、GPS情報に基づいた「フライトコントローラー」による自動制御によって、空中で静止した状態を保つことができます。

 この空中の1点に静止した飛行状態のことを「ホバリング」といいます。

 最新型のGPS機能が備えられたドローンを使えば、だれでも比較的簡単にホバリングを行うことができるようになったのです。

 そして、ドローンのホバリングが、ドローンで映像を撮影したり、ドローンで写真を撮ったりすることを身近にしたのです。

 DJI社のドローン「Mavic2」には、「3軸(上下,左右,角度)ジンバル」が内蔵されており、飛行中のブレに合わせてモーターでカメラの動きをアシストしてくれるので、ブレが抑えられたきれいな動画を撮影することが可能になります。

 2019年11月に発売された重量199gのドローン「Mavic Mini」や、その後継機にも、同様に「3軸ジンバル」が搭載されています。

 また、最新鋭のバッテリーにより、DJI社のドローン「Mavic3」では1回に46分間飛行することが可能になりました。

 DJI社のドローン「Mavic2」であっても、1回に30分以上飛行することが可能であり、199gの「Mavic Mini」や「DJI Mini2」でも1回の飛行で最大18分間飛行することが可能になりました。さらに、最新の249gの「DJI Mini3 Pro」では、最大47分の飛行が可能になりました。


DJIは、5/11、DJIの軽量カメラドローン史上最もパワフルな DJI Mini 3 Proを発表した。
 重量249 g未満で携帯性に優れ、4K/60fps動画撮影、アクティブトラック、3方向障害物検知などの機能を搭載。
 また、今回新たにジンバルが90°回転する機能も加わり、SNSにぴったりの縦向き映像を撮影する。
 さらに飛行時間も大幅にアップグレードし、30分以上の飛行が可能となっている。

 これまでAirシリーズやMavicシリーズのみ利用可能だった高度な飛行性能やカメラシステム、バッテリー駆動時間、インテリジェント機能にも対応しているため、他の同サイズのDJIドローンより多くの機能を搭載している。

 ドローンのフロント部に前方と後方用のデュアルビジョンセンサーを搭載することで検知範囲を拡大し、飛行中の安全性を向上している。ジンバルデザインも一新され、可動範囲がより広くなり、下から上を見上げるチルトアップアングルでの撮影や縦向き撮影が可能になった。

 DJI Mini 3 ProはMiniシリーズとして初めて、前方/後方/下方ビジョンセンサーを使用した3方向障害物検知に対応している。前方と下方センサーは広いFOVを持ち検知範囲をシームレスにカバーできるため、より質の高いルート計画や周辺状況の認識を実現している。

 また、これらのセンサーには高度操縦支援システム (APAS) 4.0が搭載され、障害物を検知し、それらを回避する安全な飛行経路を自動的に見つけ出している。さ らにこれらのセンサーにより、一連のフォーカストラック機能を利用することができ、被写体を選択するだけで、ドローンは自動で被写体をフレームの中心に捉えたまま安全な飛行ルートで飛行できる。このようにアップグレードされた検知システムにより、DJI Mini 3 ProはMiniシリーズで初めて、APASとフォーカストラックの両機能を搭載している。

 DJI Mini 3 Proは今後、内蔵リモートID機能の対応を予定している。

 さらに、4K/60fps動画の撮影が可能で、ジンバルカメラが90°回転し、縦向き撮影に対応したため、従来はズームやクロップによる編集で画質が劣化してしまっていた縦向きの映像が、編集不要で高画質のまま簡単にSNSへ投稿できる。

 デジタルズームは4K動画撮影では2倍、2.7Kでは3倍、フルHDでは4倍まで利用可能。

最大47分の飛行、長くなったバッテリー駆動時間と伝送距離

 DJI Mini 3 ProはこれまでのMiniシリーズよりも長いパワフルな飛行時間を実現している。

 最大47分(オプションのインテリジェント フライトバッテリー plus 装着時)の飛行時間を実現し、1度の充電でさらに遠くまで飛行、より多くの景色を撮影することができるようになった。

 このインテリジェント フライトバッテリー Plusは、DJIドローンで初めてオプションとして導入され、同サイズのドローンとしては今まで実現し得なかった最大47分の飛行時間を達成している。

DJI Mini 3 Pro インテリジェント フライトバッテリー:最大34分の飛行時間を提供。
DJI Mini 3 Pro インテリジェント フライトバッテリー Plus(別売:定価11550円):最大47分の飛行時間を提供。
DJI Mini 3 Pro 2WAY充電ハブ:インテリジェントフライトバッテリーを順番に充電。

 DJI Mini 3 Pro NDフィルターセット(ND 16/64/256) :日差しの強い照度環境下でも細部までクリアな映像を撮影。

 DJI Mini 3 Pro プロペラ:安全な飛行を確保。

 DJI 30W USB-C充電器:インテリジェント フライトバッテリーを64分で、インテリジェント フライトバッテリー Plusを101分で、0%から100%まで充電。

価格と販売時期

 DJI Mini 3 Proは、弊社公式オンラインストアstore.dji.com、認定ストア、正規販売代理店より予約注文が可能(発売日は5月20日予定)。
展開ラインナップは以下の通り。

 DJI Mini 3 Pro (機体単体):92,400円(税込)。DJI Mini 3 Pro機体のみ同梱、送信機は同梱されていないためドローン制御に使える対応送信機をすでに持っているユーザーに適している。

 DJI Mini 3 Pro:106,700円(税込)。従来型の送信機DJI RC-N1が同梱。

 DJI Mini 3 Pro(DJI RC付属):119,900円(税込)。新登場した送信機DJI RCが同梱。

 さらに、DJI Mini 3 Pro用のアクセサリーキットも展開。
 DJI Mini 3 Pro Fly Moreキット Plus 29,480円(税込)には、インテリジェント フライトバッテリー Plus(47分)×2、2WAY充電ハブ×1、プロペラ(1組)×2、ショルダーバッグ×1が同梱されています。上記以外のアクセサリーは別売です。

製品の詳細、アクセサリーの詳細等はこちら
https://www.dji.com/jp/mini-3-pro

【編集部より】

 Mavic Miniがもともと199gであったのは、日本の法律で無人航空機に該当しないように、日本仕様にDJIが発売していたものだ。
海外でのMavic Miniは、当初から約250gであった。

 6月20日より、航空法施行規則の改正・施行により100g以上のドローンは、無人航空機と定義され、Mavic Miniも無人航空機に該当することになる。

 そこで、DJI Mini 3 Proは、日本でも199gという重量にこだわらず、海外仕様と同様となったと思われる。

 ただ、アメリカ合衆国などでは、約250g未満のドローンの登録は不要であり、世界に目を向けると、そういった理由で、約250g未満のドローンを販売する意味は大きい。

 標準に付属している「DJI Mini 3 Pro インテリジェント フライトバッテリー:(最大34分の飛行時間)」の重量は80.5gであり、別売りの「DJI Mini 3 Pro インテリジェント フライトバッテリー Plus:(最大47分の飛行時間)」の重量は121gであるから、「DJI Mini 3 Pro インテリジェント フライトバッテリー Plus:(最大47分の飛行時間)」を搭載した状態での全体の重量は、約290gとなる。

 気になるのは価格である。当初、DJI Miniは、軽量ながら、5万円程度で入手できるのが魅力であった。

 今回は、10万円を越える価格となっている。5万円と10万円の価格差は、非常に大きい。

 ただ、注目なのが、プラス約1.5万円で、送信機が、カラー画面付きになることである。スマート送信機を持っている人は別として、ドローンを飛行させる際に意外に煩わしいのがスマートフォンとつなげることであるとはいえ、スマート送信機の価格は非常に高く手が出しずらいものであったからだ。

 いずれにせよ、6月20日以降、DJI Miniシリーズも全て、無人航空機に該当することになり、飛行空域、飛行の方法によっては、国土交通大臣の許可や承認が必要となる。

 250g未満のドローンは登録不要なアメリカ合衆国等では、Mavic Miniは魅力は残っている。

 しかし、価格もMavic Airと変らず、無人航空機に該当するとなれば、日本では、Mavic Miniを選択する人は少なくなるのではないだろうか。

 確かに軽量なのは非常に魅力だが、風の影響は受けやすくなる。ある程度の重量があった方が安定した飛行ができるからだ。

 もし、購入する場合は、DJI Mini 3 Pro(DJI RC付属)119,900円と、DJIMini3 Pro FlyMoreキットPlus 29,480円を組み合わせて購入する人が多いだろう。合計149,380円となる。

https://store.dji.com/jp/product/dji-mini-3-pro?vid=113991&from=store-nav

 

 

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