DJI社のドローンの情報伝送形式、オキュシンクは映像や操作情報の伝送は極めて優れている。また、ドローンのスマホアプリを掛け合わせると、その可能性は巨大である。
ドローンの操縦形式には、プロポ(送信器)操縦とWi-Fi操縦の2種類がある。
DJI社の一般向けで、最新型・高性能なドローンの場合、Wi-Fi規格ではなくOcuSync(オキュシンク)というDJI社が独自で開発した伝送方式を搭載している機種が多いのです。OcuSyncとは、DJI社の「Mavic Pro」、「Phantom4Pro」に採用されているDJI社独自の映像や操作情報の伝送方式のことです。
OcuSyncには、一般的な通信の規格よりも、より効果的なデジタル圧縮技術やチャネル伝送技術が使用されています。
また、ある程度の電波干渉のある環境でドローンを飛ばしても、「ドローンの機体」から「プロポ(送信機)」へ、高画質の映像をより安定して伝送させることが可能です。
DJI社の「Mavic2」シリーズには、さらに進化したOcuSync2.0が搭載されています。さらに、2021年4月に発売された「DJI Air 2s」には、さらに進化したO3(OcuSync3.0)が搭載されています。最新のものの方がよりタイムラグの短く、信頼性の高い伝送を実現し、より鮮やかに操縦士が送信機に接続された映像を確認することができます。
これにより、デジタル動画伝送性能が大幅に向上しました。
これは、OcuSyncではそれ以前の伝送形式と比べ、通信距離がより遠くなり、動画品質がより向上し、耐干渉性がより改善されたからです。
ところで、ドローンがスマートフォンとのつながりが強いことは、もうおわかりでしょう。
そして、スマートフォン制作の技術をドローンに生かすだけでなく、高性能のスマートフォンのアプリと連動させることによって、ドローンは、さらに高性能化していっています。
すでに、ドローンは、映像撮影や写真撮影だけでなく、防犯、災害救助、測量・建設など、さまざまな産業分野で活用されていて、利用用途が拡大されつつあります。
測量のためのiPad/iPhoneアプリや、あらかじめ、地図上で設定しておいてその通り自動操縦するiPad/iPhoneアプリなどは、無料あるいは安価でアプリストアで配布・販売されています。すでに、購入・ダウンロードすることが可能なものもあります。
今後、さまざまな用途に対応したiPad/iPhoneアプリが開発されていくと、それほど多くの費用をかけずに個人でも様々な用途で手軽にドローンを活用することができるようになるでしょう。というのも、それぞれの目的に対応したスマートフォンのアプリを開発し、それをドローンと連動させればいいだけだからです。
このような、趣味の範囲だけでなく業務にも耐えうるレベルの高性能なドローンが、比較的低価格で入手でき、以前よりも手軽に活用できるようになったのです。
