最近では、ドローンの操縦はスマホ一つでできるほど簡単になっている。そこで、プロポ(送信機)操縦とWi-Fi操縦の違いやそれぞれの特徴を知ってほしい。
「プロポ(送信機)」操縦とは、プロポ(送信機)を使ってドローンを操縦することです。一般的には、iPhoneやiPadをプロポに接続された状態で操縦して、ドローンから送られる映像を見られるようにする場合が多いようです。
「(スマートフォンによる)Wi-Fi操縦」とは、iPhone等のスマートフォンやiPadそのものを送信機としてドローンを操縦する場合のことです。この場合、スマートフォン上のアプリを通じてiPhone等に表示される操作画面(バーチャル・ジョイ・スティック等)を使ってドローンを操縦することができる。
「プロポ(送信機)」操縦の方が、「(スマートフォンによる)Wi-Fi」操縦よりも、最大伝送距離が長くなります。
DJI社のドローン「Mavic2」での「プロポ(送信機)」操縦の場合、日本では、最大伝送距離は5㎞です。そして、あくまで「最大」なので、障害物など周りにほとんどない状態でドローンを飛行させるという条件は必須ですが、それにしても、一般向けのドローンですら、操縦者のいる地点から5㎞先までドローンを飛ばすことができるのです。
一方で、「(スマートフォンによる)Wi-Fi」操縦の場合は、100m程度までの操縦が限界になってしまいます。
「Wi-Fi」は、スマートフォンやiPad等のタブレット、ゲーム機などで、一般的に日常でも使われている電波です。Wi-Fi規格の通信が活用されているドローンも多くあります。Ryze Technology社のTelloをはじめとするトイ・ドローン(100g未満のドローン)は、スマートフォンのアプリを「送信機」にして、Wi-Fi規格の通信を活用しているのです。
トイ・ドローンの多くは、スマートフォンのアプリを活用してドローンを操縦します。スマートフォン上のアプリは、ドローンのメーカーがそれぞれ、無料で提供していることが多く、購入後、それらのアプリを自分のスマートフォンにダウンロードしドローンと連携させて使用します。つまり、このアプリがドローンの「送信機」となります。実際の操縦は、iPhone等のスマートフォンやiPad等のタブレットの画面に、アプリを通じて表示される操作画面(バーチャル・ジョイ・スティック)を使ってドローンを操縦することができます。
ドローンと送信機の関係としては、「送信機」(スマートフォン・アプリ)から操作情報を「ドローンの機体」に伝送し、「ドローンの機体」から「送信機」に映像や画像の情報を伝送しているのです。
これが、Wi-Fi規格の通信を使用したドローンの操縦です。
ちなみに、DJI社の199gのドローン「Mavic Mini」の伝送形式は、通常のWi-Fiの電波をさらに増幅して使用する「拡張Wi-Fi」が採用されており、最大2㎞まで飛ばすことができます。
