あまり普段の生活になじみのない3Dプリンターの革新的な特徴と、ドローンだけでなく電気通信機器の購入・操縦時に役立つ知識を紹介しています。
「3Dプリンター」が数年前から話題になっていますよね。3Dプリントをするときに、対象物をスキャンするけれど、モノや人をプリンターの特定の場所に移動させてからスキャンするのが普通です。
一般的に考えると、スキャナーは移動しないものですよね。プリンターに固定されているスキャナーが、立体物などの対象を特定の場所に設置してスキャンし、3Dモデルを作り出し、それを出力し立体物のコピーを造形します。
その一方で、ドローンを活用した「3D化」は、逆です。
対象とするモノや人はそのままの位置で動かさなくてよいのです。そのため、移動させることが不可能な建物などの建造物であっても、ドローンを動かすだけでそのままスキャンすることができます。「動かない」対象物の周りを「3Dプリンター」の役割を果たすドローンが移動してスキャンします。このようにドローンによる3D化であれば、「動かない」建物等でもスキャンすることができる。実際に、金閣寺とか、姫路城とかも物理的にはスキャン可能です。
もちろん、金閣寺、姫路城の土地の所有者・管理者から許可をとることは必要です。ただ、関係者でなければ、管理者から許可が出ない場合がほとんどなので、現実的には撮影することは不可能に限りなく近いでしょう。この技術はすでに、DJI社の「Mavic2」でも、数千円で購入できるiPadアプリと連動させることで実用化されています。
話は変わりますが、電波とは、電磁波の一種です。そして、電磁波のうち、比較的周波数の低いものを電波といいます。
電波は、電波が発するところを中心にして、波紋のように広がっていく性質があり、電波には、次のような性質があります。
① 建造物や山などの障害物に当たると、電波は曲がる
② 電気を通しやすい金属などの物質に当たると、電波は反射する
③ 電気を通しにくいガラスや木などの物質に当たると、電波は通り抜ける
ドローンを操縦するときに、これらの電波の性質も頭に入れておくことが望ましいでしょう。なぜなら、ドローンではプロポ(送信機)からドローン本体へ操作情報を送ったり、リアルタイムでドローンが映し出す映像をドローン本体からプロポ(送信機)に送ったりするために、無線通信が使用されているからです。
現状では、日本国内では多くの場合、2.4GHz帯の電波が使われています。
2.4GHz帯は、メーカー等が「技適」を取得した無線機器であれば、届け出も資格も必要なく使える周波数帯のことです。
一般に使用される無線機のほとんどには特定無線設備の技術基準適合証明等のマーク(技適マーク)が付いています。ドローンのほか、特定小電力のトランシーバー、家庭で使用する無線LAN、コードレス電話、スマートフォン等には、ほぼ「技適マーク」がついており、「技適マーク」が付いている端末であれば、無線局の免許を受けることなしに使用することができます。
