音声スピーカーが搭載されたドローンの有効活用ケース
2020年3月14日、スペインの首相が非常事態宣言を発し、2週間以上にわたり、スペイン全土の封鎖を行なった。
スペインの首都マドリードでは、警官が「音声スピーカーが搭載されたドローン」を使って、外を出歩いている人に対して、「自宅に戻って待機するように」といったアナウンスを流した。
目的はシンプルに、「自宅待機を促す」こと。
確かに、テレビでさんざん非常事態宣言を流しても、全く見ていない人もいるし、スマホに緊急告知したとしても、スマホを持っていない人もいるし、たまたまスマホを持ち合わせていない人もいる。
ドローンで人がいるところまで近づいて、「自宅に戻って待機するように」といったアナウンスを流すことは、場合によっては効率的、効果的である。
実際に使用されたドローンは業務用の大型のドローンであったが、どんな形でされたのか興味のある方は、インターネット・グーグルやyoutubeで「ドローン スペイン コロナ」などと検索すると画像や動画がいろいろと出てくる。
じつは、DJI社Mavcic2シリーズに、Mavic2 Enterprise(35万円程度)というのがあり、「音声スピーカーを搭載」することが可能だ。操縦は、Mavic2 ZoomやMavic2 Proとほぼ同じである。
ただ、日本でこれを実施しようとする場合、目視外飛行になり、また、30m以内飛行になる場合もあるため、それらに対する国土交通省大臣の承認が必要となる。ただ、歩行者の上空は、「イベント上空」とはならない。
それらをすべて考慮すると、人によっては、現実的ではない場合もあるだろうし、すでに、それらの承認を包括申請で取得している場合はすぐにでも実施可能である。
いずれにしろ、こういった「事前に録音した音声」を、特定の人に近づいて、知らせるというドローンの使い方もあるということをこのスペイン・マドリードでの出来事は、教えてくれたわけで、頭の片隅に入れておくと、いつか突然必要になる時がやってきて、役立てられる時があるかもしれない。
