飛行機の機内へのドローンやバッテリーの持ち込みか可能か?

飛行機の機内へのドローンやバッテリーの持ち込みか可能か?

 今号のメルマガより、写真掲載が可能になったので、第3号で取り上げた内容をもう一度取り上げてみる。

  スマートフォン、iPad等のタブレット端末、ノートパソコン、電子書籍リーダー、デジタルカメラ、ビデオカメラ、カメラ機材、腕時計計算機など、リチウム電池(リチウムイオン電池・リチウムイオンポリマー電池など)は、飛行機に搭乗する際に、原則として、預け手荷物にすることができない。
理由は、不具合や劣化によって発熱する恐れがあり、貨物室で発火した場合、発見が遅くなるためである。
 そのため、ドローンの場合も、ドローンのバッテリーは、預け手荷物ではなく、機内へ持ち込みをする必要がある。特に、トランクやカバンなどの奥に、バッテリーを詰め込んだ後に、航空会社のカウンターでそれを指摘された場合、その場でバッテリーを取り出さなければならない。

 では、ドローン本体は、どうなのか?
 ドローン本体(バッテリーを外した状態)は、バッテリーではないので、原則として、機内持ち込みでも、預け手荷物でもどちらでもよい。大型のドローンであれば、多くの方が預け手荷物にすることが多いと思うが、トイドローンや、DJI社のMavicシリーズ等のドローンであれば、かなり小さいし、特に、バッテリーを外した状態でのドローン機体は極めて軽いため、機内持ち込みする人も多いのではないだろうか。

 ただ、例外もあり、「テロ防止」を目的として、特定期間に、ドローンの機体を、飛行機内に持ち込むことが禁止される場合がある。

 たとえば、昨年の「ラグビーワールドカップ」開催に伴う保安強化期間中(2019年9月13日~11月5日)、国土交通省の指示により、ドローンの客室内への持ち込みが禁止されていた。

 筆者の知り合いが、その期間中、沖縄県の那覇空港から羽田空港に向かう際、その事実を知らず、那覇空港で保安検査場でカバンにドローンを入れたまま、通過しようとしたところ、いきなり、保管検査官に
「ドローン、ドローン」
と叫ばれ、
「ドローンの持ち込みは禁止です。どうされますか?これを今、捨てますか?それとも、戻りますか?」
 それから、保安検査場を通過せずに戻って、航空会社のカウンターに戻り、「ドローン」を預け手荷物に預けて、再度、保安検査場へ戻って、さらに、ドローンも、本人も、何事もなく無事目的地へ戻ってくることができたそうだ。

 その時は、空港も混んでいない時期で、かつ、夜だったため、保安検査場も、航空会社カウンターもガラガラだったので、問題なく済んだ。
 しかし、出発までの時間に余裕がない場合で、さらに、込み合っていたら、いったん保安検査場から、航空会社のカウンターに戻り、さらに、保管検査以上へ戻るには、時間がかかり、間に合わなかったかもしれない。

 ちなみに、航空会社カウンターには、A4サイズの「ラグビーワールドカップ開催に伴う保安強化期間中(2019年9月13日~11月5日)のため、ドローンの機内持ち込み禁止」という張り紙がしてあった。

 この話を聞いて、「なぜ、ドローンの機内持ち込みがテロにつながるの?」と、一瞬、不思議に思った。

 なるほど、保安検査場をドローンを持ったまま通過してしまうと、沖止めされた飛行機まで、搭乗口からバスで移動する必要がある場合、バスに乗る瞬間には、空港内に出るため、一瞬のスキで、そこからドローンを離陸させる可能性がある。また、バスを降りて、飛行機のタラップへ移動するスキにもドローンを離陸させる可能性がある。要は、空港内でドローンを飛行させることを予防するためだろうと思われる。ただ、そこには、常に人もいるし監視カメラもあるから、そういったことが起きる可能性はかなり低いと思われるが、国際的なイベントで「保管強化期間中」は、万が一の場合も想定しているのだろう。

 東京オリンピック期間中や、その他、国際的な会議、イベントは、今後も定期的に行われるだろうから、そういった期間中に、ドローンを持って移動する場合は、常に、ドローンの持ち込みについて、頭に入れておく必要があるだろう。

 今回も、空港のカウンターには、ドローンの機内持ち込み禁止の張り紙がしてあったが、最近は、インターネット上で搭乗手続きも済んでしまうので、飛行機に乗ろうと空港に行っても、航空会社のカウンターにすら行かない場合が多い。やはり、事前に、空港の、自分が乗る航空会社のカウンターへ事前に電話などで、ドローンの機内持ち込み等について、確認したほうが安全だと思う。

 機内持ち込みするつもりで、ドローンを持って行って、ハードケースに入れていない場合、突然、預け荷物へ・・・となってしまっては、ドローンが破損してしまう可能性もある。すいている時期なら、空港内の宅配業者等のカウンターで梱包材をもらうとか、購入するとかして・・・と対処法はあるだろうが、込み合ってる時期は、無理がある場合もあるだろう。

 特に、海外へ行く場合は、バッテリーはどのくらいの量まで、機内持ち込みしていいのか、ドローンは、何台まで持ち込んでいいか、機内持ち込みか、預け荷物かなど、事前に確認したほうがいいだろう。


+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

関連書籍

新着記事
  1. Jリーグ30周年記念マッチで国内ドローンショーNo.1の企業が華やかな演出を披露
  2. 最新のドローンプログラミング教材オンラインセミナー:VRと実機ドローンを活用したPythonとScratch学習
  3. DJI製品で楽しみを倍増!価格改定でお得に手に入れよう
  4. エアロネクスト、G7長野県軽井沢外務大臣会合で物流専用ドローンAirTruckを展示
  5. 初のドローンレース開催!富士急ハイランドでエンターテインメントと技術が融合
  6. DJIが新型ドローン「Inspire 3」を発表!映画制作者に未知なる撮影体験を。
  7. 無料WEBセミナー「点検・計測業務DXを加速するドローン活用事例徹底解説」開催
  8. 河川巡視ドローンシステムの現場試行結果が公表
  9. DJI Mini 2 SEで手軽にワクワクする空撮体験を楽しもう!
  10. 球体ドローン「ELIOS 3」を活用した橋梁点検技術
ドローン関連書籍
  1. 書籍「ドローンを買う前に読む本」
  2. 書籍「ドローンパイロットと法規制 改訂版」
  3. 書籍「ドローン操縦士検定 3級教科書 一問一答問題集」
  4. 書籍「ドローン操縦士検定 2級教科書 一問一答問題集」
  5. 書籍「ドローン操縦士検定 1級教科書 一問一答問題集」
  6. 書籍「ドローン登録法」
  7. 書籍「よくわかるドローン飛行許可取得ガイドブック【DIPS飛行許可承認申請ノウハウ】」
  8. 書籍「よくわかるドローン飛行計画通報のしかた【FISSからDIPS2.0へ新システム対応】」
  9. 書籍「ドローンと航空法」
  10. 書籍「ドローンと小型無人機等飛行禁止法」
新着記事
  1. 登録されている記事はございません。