【3】ドローンを活用したイノシシ被害対策 ~赤外線カメラ搭載ドローンによるイノシシの追跡撮影~
鳥獣被害対策事業を展開する、株式会社DMM Agri Innovationと、株式会社アポロ販売、一般社団法人CEFIC研究所は共同で、デジタルテクノロジーを活用した鳥獣被害対策の実証実験を開始した。
これは、広島県立びんご運動公園のイノシシ被害を軽減することを目的に実施され、広島県が公募した「ひろしまサンドボックス」実証プロジェクト(行政提案型)「公園内のイノシシ被害軽減のための獣害対策支援業務」のうちの一つである。
広島県立びんご運動公園ではイノシシが出没し、掘り返し等の被害が後を絶たない状況が続いている。そこで、従来のデータ(環境省の植生マップ等)を基に、痕跡調査やドローン空撮のデータを加えた最新植生マップを作成し、イノシシの生態を把握した。
そのデータを基に、赤外線カメラ搭載ドローンによるイノシシの追跡撮影を行い、2日連続でイノシシの姿を捉えることに成功した。現在、映像解析や糞の分析等をCEFIC研究所にて検査を行っている。
今後は、トレイルカメラを痕跡調査の結果に基づき、場所を選定して設置することにより、詳細なイノシシの生態を把握していく。
今回は追い払いを目的としていますが、鳥獣被害対策は追い払いと捕獲がセットで行うことがより有効的な手段のため、引き続き、恒久的な被害対策を進めていくという。
赤外線カメラを使用することで、「温度の見える化」が可能になる。この赤外線の画像のことを「赤外線サーモグラフィ」という。
人間や、様々な動物や物体は、熱を持つと同時に、赤外線を放出している。「赤外線」は、一般には目で視ることができない波長である。そのため、この赤外線エネルギーを画像処理することにより、温度の差を可視化することが可能になるのだ。
通常のカメラが普段私たちが目で見ることができる光の波長「可視光線」をとらえるのに対し、赤外線カメラは、目で視ることができない波長「赤外線」を利用するため、見た目だけでは分からない、物体の様々な状態を知ることができる。
ドローンに赤外線カメラを搭載することで、より広い用途で、より多くの情報収集が可能になる。


ドローンによるイノシシ撮影成功!! ~猪ヶ原の戦い始まる~
https://youtu.be/q0EZVifA8JM