自動操縦に優れたドローン「Skydio 2」とは?
日本ではまだ未発売のSkydio社のドローン「Skydio 2」であるが、日本企業の一部でも、Skydio社と共同開発ということで、日本でも飛行できる仕様に、さらに、機能を拡張してカスタマイズし、実際に日本でも使用されている。
インターネット通販でも、「Skydio 2」は999ドル(約11万円)でアメリカの直販サイト購入可能であるが、「技適マーク」がついていないため、そのままの状態で日本で飛行させることはできない。
また、重量も約800gと、200gを越えているため、飛行場所や方法によっては、国土交通大臣の許可や承認をとる必要があり、そのままの状態で許可や承認を取ることはできないと考えられる。
DJI社の場合、直販サイトで日本で発売されているドローンは全て「日本仕様」になっているが、Skydio社のドローンの場合は、そういった状況にはまだない。
ただ、Skydio社が、昨年、最新AIドローンの「Skydio 2」を10月2日に直販サイト(アメリカが拠点)で販売開始すると、翌日には、完売してしまうほど人気であり、当面は、一般向けに日本での発売は、まだ先となりそうである。
Skydio社は、2014年にカリフォルニア州レッドウッドシティにて設立された。
Skydio社が販売しているドローンは、いずれも人工知能技術を用いた、自律的なナビゲーション機能がSkydioる。この機能により、?ドローンが人や物体を追跡する、?樹木や送電線等の障害物を回避する、ことが可能になる。
Skydio2の公式ホームページ(英語版)を見ると、DJI社の代表的なドローンとの比較した動画で、自社のドローンをアピールしている。
https://www.skydio.com/pages/skydio-2
自社の自動航行がいかに優れているかを示す動画である。自動操縦による追跡機能についても、DJIのMavic2であれば、見失ってしまうような対象物でも、Skydio 2であれば、何の問題もなく追跡できると。Skydio 2では、カメラで撮影した情報を瞬時にコンピューターが情報処理し、周囲を把握する自律飛行の性能が極めて優れていることがうかがえる。
自動操縦以外の性能は、やはり、機能もコスパも含めDJIのMavic2やMavic Air2の方が優れているように思われるが、「自動操縦」に限定すれば、現状では、Skydio 2が優れているということになる。
AIコンピューティングデバイスは、NVDIA社のJetsonTX2を採用しており、より高速な対応が可能となっている。
通常通り、例えば、空撮等でドローンを使ったり、数年に一度の点検等でドローンを使用する場合などは、バッテリの持続時間も、時速も含め、DJIのMavic2やMavic Air2が優れている。また、測量などのために空撮を行う場合にも同様である。
しかし、ルーティーン(決まった手順/お決まりの所作)的にドローンを使用する場合や、動きがある対象物を追跡して撮影する場合などは、「自動操縦」の性能が高い、このSkydio 2が優れている場合も(状況によるが)あるといえよう。
Skydio 2には6台のカメラが搭載され、360°周囲の状況を感知しながら追尾することができる。障害物が多くある場所で、自動回避する機能等もより優れていると考えられる。実際、Skydio 2の衝突回避機能は精度が高く、かなり近接した撮影も可能なのため、リモートでのインフラ点検や機器装置類の点検に適したドローンともいえる。
ただし、日本仕様の既製品は、まだ販売されていないため、日本で一般的に使用されるのはまだまだ先となりそうだが、ここまでドローンが進化していることも知っておいたほうがいいだろう。
