おなじ「ドローン操縦士」でも、大企業が行う貨物輸送の操縦と、個人が空撮で行う操縦では全く違う
ドローンといってもその活用範囲は幅広い。
そこで、趣味にしろ、業務にしろどういった目的でドローンを活用するのか、によってずいぶんと必要なドローンの機種、ドローンの操縦技術レベル、ドローンの許可・承認申請などの状況は異なる。
しかも、国土交通省へ許可や承認申請の必要のない200g未満のトイドローンの操縦が簡単で、Mavic2など、一般向けの高性能ドローンの方が操縦が難しいわけでもなく、実際は逆である。
また、ドローン操縦において、現状、最もハードルが高いと言われている「補助者なしの目視外飛行」であるが、ドローンの「操縦」のみに限定すれば、初めに「スイッチを押」し、あとは大きなモニタ画面で監視し、緊急時には、「緊急停止ボタン」を押す。何もなければ、到着まで全自動。という場合も多いのではないか。
もちろん、危険性や、身につけるべき法律的知識は必要とはいえ、単にドローンの「操縦」に限れば、数千円で手に入るトイドローンの方が操縦はよっぽど難しいはずである。
「ドローンレース」でランキングに入るレベルのドローン操縦士は相当なドローン操縦の腕前だが、屋内やネットで囲まれた屋内で行われる場合は、国土交通大臣の許可も承認も不要である。
とはいえ、墜落したり接触したりした場合の危険度は、大型のドローンであればあるほど大きくなるから、その分、規制は強まるのは致し方ない。
将来的に人口集中地区で補助者をおかない目視外飛行など、国土交通省のライセンス制度が開始される予定ではあるが、そのライセンスがあるからといって操縦がめちゃくちゃに上手だ、というわけではなく、あくまでも、安全にドローンを飛行させる上での規制の一環であり、業務上、必要な人は取る必要があるし、そうでない人は、必要ないだろう。
重要なのは、ドローンをどういった目的で飛行させたいのかであって、より上級のライセンスを取得することが主な目的ではないはずだ。
とはいえ、そもそもドローンには、どういった飛行方法があって、どういったルールがあって、どういった申請が必要で、具体的には各分野でどのように活用されているのか、一通り知ることは大切だ。
自身の事業やビジネス、あるいは趣味にどうやって生かすことが可能か、あるいは、イベント上空での飛行など申請が煩雑過ぎて、仕事としては割に合わないとか、そういった判断は、一通り知った上でしかなしえないからである。
ドローン操縦士検定は、3級から1級までを通じて、ドローンを扱うすべての方のベースとなる知識(法律や操縦の基本など)をより深く身につけることを目的としている。
